鹿児島・桜島が綺麗に見える観光スポット 3選！

万治元（1658）年に、島津家・第 19代当主 光久が造った別邸。

雄大な桜島を築山に、下に広がる錦江湾を池に見立てた「借景庭園」です。

1958 年に、国の名勝に指定。

2015 年には、園内にある「反射炉跡」が「明治日本の産業革命遺産」として、世界遺産に登録されました。

「反射炉」とは、鉄を溶かして鋳型に流して、大砲の砲身を造るための施設のこと。

第 28 代斉彬が、オランダ語の書物だけを頼りに造らせたものです。

他にも、全国初のガス灯といわれる鶴灯籠など。

日本が近代化へと向かう、その歴史を物語る史跡がいたるところに残されています。

また、御殿のなかを着物姿のガイドが案内する「御殿ガイドツアー」（有料）もあります。

御殿から桜島を眺めて、ちょっとだけの間だけでも、殿様気分を味わってみては如何でしょうか？

この仙巌園は、市街中心地からは、少し離れた場所にあり、一本道なので、渋滞することがあります。

訪問する際には、多少時間に余裕をもって行った方が良いと思います。

市街地の中心部に、突然現れる、緑豊かな小高い山「城山」にある公園内の展望台です。

この「城山公園」は、明治 23 年、鹿児島市で最初の公園として開設。

昭和 6 年には、国の史跡・天然記念物の指定を受けています。

その為、市街地の中心にありながら、樹齢約 400 年にもなるクスの大木。

シダ・サンゴ樹など 600 種以上の温帯・亜熱帯性植物が自生し、数多くの野鳥や昆虫が生息する自然の宝庫です。

自然を鑑賞しながら、展望台へ至る約 2 キロの遊歩道もあります。

ただ、この遊歩道は、意外と険しいので、体力に自信のない方には、おすすめできません。

また、この「城山」は、明治 10 年西南戦争の最後の激戦地となったところです。

市街地から城山展望台まで行く途中に、西郷隆盛が、西南戦争の最後の 5 日間を過ごした洞窟などもあります。

余談ですが、妖怪ウォッチというアニメの主題歌「照国神社の熊手」に出てくる城山も、ここの事だと言われています。

興味のある方は、聴いてみて下さい。

キング・クリームソーダ / 照國神社の熊手（YouTube）

鹿児島のウォーターフロントにある「ドルフィンポート」は、2005 年 4 月にオープンした総木造 2 階建の複合商業施設です。

鹿児島の食材にこだわったレストランやカフェ、郷土の特産品・工芸品を扱う店など、約 20 店舗が入っています。

ドルフィンポートにあるレストランなどでは、テラス席がある店舗もあります。

錦江湾と桜島を望みながら鹿児島の郷土料理、「南国気分」を堪能しては如何でしょうか？

個人的には、〆に鶏飯がおすすめです。

このドルフィンポートには、無料で入れる足湯があります。

多くの観光地をまわるのも良いですが、すばらしい景観を楽しみながら、ゆっくり足湯に浸かるのも良い思い出になると思いますよ。

鹿児島市が運営している市内観光バス「カゴシマシティビュー」というものがあります。

このバスは、上で紹介した 3ヶ所以外にも、西郷隆盛のお墓がある「南洲墓地」や「西郷銅像」など、鹿児島市内にある主要な観光地を巡回しています。

一日乗車券（大人 600 円・小学生以下 300 円）です。

この一日乗車券を購入すれば、シティビューだけでなく、市電（路面電車・全線）・市バス（全線）に乗ることができます。

また、観光施設の入館料等が割引になるパスポートが付いています。

シティビュー車内、市電（路面電車）車内、市バス車内及び各発売所で購入できますので、利用した方が良いと思います。

詳しくは、以下の鹿児島市交通局の公式サイトをご覧ください。